DeltaV S シリーズハードウェア
方法よりもニーズに着目
方法よりもニーズに着目
DeltaV Sシリーズ・ハードウェアでは、Mシリーズコントローラーの証明済み技術のすべてにI/Oオンデマンド機能が追加されています。活線挿抜機能の使用で、システムが稼動している最中にコントローラ、I/O カード、フィールド機器やワークステーションといったシステムコンポーネントを追加できます。運転を停止することなく、システムの拡張、アップグレードをすることが可能です。S シリーズのハードウェアは、ボタンを押すだけでカードの脱着を行えるようにしています。これによってベントピンをなくし、レールの締めつけ過ぎを防ぎます。
S シリーズのハードウェアプラットフォームでは I/O オンデマンド機能により、集約的な I/O あるいはバスのエンジニアリング事前設計作業を省くことができます。 またプロジェクト後半での I/O とプロセス設計の変更に伴う発注さえも完全になくなります。S シリーズのハードウェアは強固に作られており、クラス 1、ディビジョン 2 /ゾーン 2、 グループ A、B、C、Dといった危険環境を含めて、ほぼどのような場所にも設置できます。ほとんどの S シリーズのハードウェアコンポーネントの作業温度範囲は、-40 °C から +70 °C で、過酷な温度環境でも適合します。
S シリーズ ハードウェアは、フィールド配電が組み込まれた水平キャリア システムに取り付けることができます。したがって、Foundationフィールドバスセグメントの電源と接地の中継端子盤とクロス配線の処理は、冗長性が必要な場合でも既に完了していることになります。S シリーズの電源統合フィールドバス H1 カードは、これらの機能で得られるメリットを生かしながら、Foundation フィールドバスセグメントの複雑さを大幅に低減する製品です。
新しく導入された従来型 I/O カードの一部では、高密度と冗長性が同時に実現されており、差別化が図られています。新しい診断機能と一緒に新しい終端オプションが提供され、追加で必要となるフィールド終端アセンブリー（FTA）の量と種類が削減されます。
