パルプと紙のサプライヤは、いくつかの低濃度精製装置(LCR)を経たパルプ原料の総流量を測定します。LCR はパルプ繊維を叩いたり巻いたりして繊維どうしの結着を促し、はるかに高強度の紙を生み出します。サプライヤにとって、製紙装置に対して精製装置のブレード越しに均一な流量を供給し、継続的に均一な繊維供給を維持することは時に困難であり、結果として流量測定が不安定になる場合があります。流量測定が安定せず、紙の強度や品質が落ちるリスクが高まることから、紙の最適な強度を維持するために、このプロセスを手動モードに切り替える場合もあります。
Rosemount 8700 磁気流量計トランスミッタの拡張診断機能を使用すると、流量測定の安定性を高め、製紙工場を自動モードで稼働して、運用コストを削減できます。プロセスをより適切に制御すると、廃棄物を削減できるうえ、一貫して紙のすぐれた強度を維持し、高品質の紙製品を実現できます。
業界水準の中でも上位の性能を備えた Rosemount 8732E 現場取付型電磁流量計トランスミッタは、最重要アプリケーションでも安定した高精度測定が可能です。二重構造をした伝送器のハウジングにより、外部環境から確実に隔離し、電子機器を水分などの混入物質から保護します。さらに高度な診断機能とガラス越しに直感的に操作できるローカル・オペレータ・インターフェイス(LOI) により、比類のないプロセスのインサイトと管理機能を提供します。このトランスミッタは装置への組み込みも遠隔設置もでき、設置、保守、検証を容易にします。