コントロールバルブ診断
Fisher の計器およびソフトウェアは、コントロールバルブアセンブリの状態を診断しやすくするように設計されています。
デジタルバルブコントローラ内にあるマイクロプロセッサにより、ポジショナは診断テストを実行、分析、および内容保存ができます。診断情報は、コントロールバルブアセンブリ全体の正常性を判断する際に役立ちます。圧力センサー、温度センサー、移動センサー、および内部の読み取り値を使用することで、コントロールバルブの性能と正常性を示すグラフ表示が作成され、推奨されるアクションが提示されます。この情報はその後、メンテナンスが必要なコントロールバルブのアセンブリの要素を識別するために使用されます。
運転中に診断を行うと、機器の空気量、漏れ、供給圧力の制限に関する問題を検出でき、過度の摩擦、不動帯、キャリブレーションからの脱落などといった、コントロールバルブの問題を特定できます。
デジタルバルブコントローラは、パーシャルストロークテストの機器として使用できます。機器は、バルブをバルブの総移動距離の一部だけをゆっくりと移動させてバルブのパーシャルストロークテストを実行した後で通常の状態に戻ります。こうすることで、プロセスの中断を最小限に抑えながら、安全バルブの機器構成品を動かします。
さらに、デジタルバルブコントローラには、問題の可能性を診断し、テスト結果を伝える機能があります。デジタルバルブコントローラは、全テストに関する文書だけでなく、緊急事態において必要となる全文書を提供でき、テストの証拠として利用できます。
これらは ValveLink ソフトウェアと FIELDVUE デジタルバルブコントローラのパーシャルストロークテスト (PST) および安全計装システム (SIS) 診断で実施できます。