エマソンのシニアVP兼チーフ・サステナビリティ・オフィサーの Mike Train（左）は、Cavendish Renewable Technology の最高経営責任者 Ani Kulkarni 博士と契約書に署名しました。同社は、効率性と安全性を高め、二酸化炭素排出量を削減し、水素由来のソリューションの市場に投入を促進するために、エマソンのオートメーション技術を活用します。高解像度画像
効率性と安全性の向上、二酸化炭素排出量の削減、水素由来ソリューションの市場投入の促進のため、オートメーションソフトウェアおよびテクノロジーが選ばれました
メルボルン（オーストラリア）（2023 年 7 月 5 日） – テクノロジーおよびソフトウェアの分野で世界有数の企業であるエマソン（NYSE: EMR）は、本日、独自の水素技術を有するオーストラリアのスタートアップ企業である Cavendish Renewable Technology（CRT）が自社の水素製造ソリューションの展開を促進するためにエマソンのオートメーション & ソフトウェアポートフォリオを採用すると発表しました。
世界中で持続可能な代替エネルギーを探し求め続ける状況を受け、これからのクリーンエネルギーとして台頭してきたのが水素です。温室効果ガス排出量の削減に貢献する可能性を秘めた水素技術は、世界中の研究者、産業、政府の注目の的になっています。
「これから数十年は水素全盛の時代が続くことになるでしょう」CRT の最高経営責任者 Ani Kulkarni 博士はそう語りました。「エマソンとの協力体制により、当社のオペレーションを最適化して拡張することができます。これは、エネルギー目標を達成し、世界全体での炭素排出量を削減するために、水素技術の採用が世界中で加速する追い風になるでしょう」
契約に基づき、エマソンはソフトウェア、制御システム、計測装置、バルブおよび安全ソリューションを含め、自社が持つ幅広いオートメーション専門知識とポートフォリオを CRT の水素電気分解装置とアンモニア処理装置に活用します。
「エマソンの水素関連の経験とオートメーション技術は、CRT のオペレーションのデジタル化に貢献し、安全性と信頼性を高めます。その一方で、水素ベースの製品とソリューションの提供も促進します」と語ったのは、エマソンのシニアVP兼チーフ・サステナビリティ・オフィサーの Mike Train です。
「当社の価値命題は 2 つのソリューションで構成されます」CRT の CEO Kulkarni 氏はそう付け加えました。「当社独自の電気分解技術は、コスト面で化石燃料に対抗できるグリーン水素の大規模な製造を実現します。また、当社のアンモニアソリューションは、ワンステップの工程でアンモニアを電気に直接変換します。これには、アンモニアを水素に戻してから発電する方式に比べ、使用するエネルギー量がはるかに少ないというメリットがあります」
