ブランソン GMX-Micro 超音波スポット接合機は、最高レベルの信頼性と接合品質を実現できるよう、設計・製造されています。GMX-Micro 独自の機械設計により、高いレベルのスピード、精度、プロセス制御を実現しながら、幅広い複雑な用途を可能にします。高解像度画像
新しい Branson™ GMX-Micro 超音波接合機は、EV バッテリー、電線、端子をより迅速に接合するための高度な制御と優れた接続性を提供します
BROOKFIELD, Connecticut(2024 年 1 月 18 日)– Emerson は、新しいオペレーティング システム、複数の出力レベルと組み合わせ、高度な制御、および改良された外部コミュニケーションを備えた高精度超音波金属接合機の製品ラインである Branson™ シリーズ GMX-Microを発売しました。この新たな接合機は電気自動車のバッテリー、バッテリー充電器、電線、各種エレクトロニクスアプリケーションなど、変化しつつある材料と生産要件に対応し、より速いサイクルタイムで生産性を向上させ、コストを削減することができます。
既存の Branson GMX-20MA および GMX-20DP 接合機を基に再設計およびアップグレードされた GMX-Micro シリーズは、2 つの出力レベルで利用可能です: 4,000 ワットの接合電力を備えた GMX-Micro には標準接合スタックが装備可能であり、一方より強力な 5,500 ワットの GMX-Micro には標準金属接合スタックまたはダイレクトプレス接合スタックが装備可能です。ダイレクトプレス接合スタックは、安定性を高めながらより高い加圧力を発揮するように特別に設計されており、複雑な多層のバッテリー箔接合や太径電線の接合をより高い安定性と一貫性で完了することが可能になります。
「Emerson は、電気自動車、バッテリー、および充電システムのメーカーが、よりエネルギー密度の高い薄膜電池や全固体電池の生産量と品質を向上させ、高電圧での急速充電に現在必要とされているより太径の電線を確実に接合できるように、新しい Branson GMX-Micro シリーズ接合機を開発しました」と同社の金属接合担当グローバル事業開発マネージャ、Alex Yeung氏は述べています。
GMX-Micro 接合機は、より迅速に(接合完了から 100 ミリ秒以内に)次の接合が可能となるアップグレードされた空圧駆動システムを含む、刷新された発振器と制御を備えており、接合サイクルの高速化と生産効率の向上を可能にします。接合スタックは剛性の高いポーラーマウントに保持され、アクチュエータにはデュアルリニアベアリング、高さ校正、および外部測定装置が不要な 5 ミクロン分解能を持ったリニアエンコーダが搭載されています。これらの機能は、接合中に GMX-Micro 接合スタックおよびホーンとアンビル間で正確なバランスを実現するノーダルサポート設計と相まって、効果的な超音波エネルギー伝達と再現性のある高精度の接合を保証します。
まったく新しい GMX-Micro 発振器(5,500 または 4,000 ワット)のユーザーは、標準の 7 インチ LCD タッチスクリーン、またはオプションの拡張ディスプレイを通じて接合機の機能を管理し、接合レシピを迅速に作成、保存、呼び出しできます。このディスプレイには、出力、高さ、周波数などの重要な接合パラメータもリアルタイムでグラフ表示されます。新しい発振器は、広範な接合品質データの取得と保存、多言語操作を可能にし、ソフトウェアベースの簡単なアップグレードも提供します。
新しい GMX-Micro シリーズは、コンパクトなモジュラーシャーシ上に構築されており、通常のプレスアクチュエータまたはダイレクトプレスアクチュエータの選択に基づいた 2 つのスタイルを備えています。自動化、単体または複数台システムの構成、および取付けを簡素化するように設計されたシャーシは、アクチュエータの下にスペースを有し、より大きな部品の挿入と取り出しを容易にします。接合スタックには、迅速な段取り替えを可能にするクイックチェンジツールも装備されています。1000/100/10 Mbps のイーサネットなどを追加接続することにより、製造実行システム (MES) へのリアルタイムデータ送信や、セキュアインターネットを介して保存された接合レシピの呼び出しがサポートされます。
詳細については、 https://www.emerson.com/en-us/catalog/automation-solutions/branson-gmx-microをご覧ください。