エマソンの Branson™ GLX-1 レーザー溶着機は、複雑デザインの小型プラスチック部品の組み立てに革命をもたらします。この自動化に適したソリューションは、クリーンで振動のない溶着を提供し、製品リサイクル性向上に貢献します。高解像度画像
Branson GLX-1 プラットフォームは、クリーンで振動を発生させない溶着を行える自動化に適したソリューションであり、製品のリサイクル性を向上させます
コネチカット州ブルックフィールド(2024 年 5 月 30 日)- エマソンは、小型、複雑または繊細なプラスチック部品やアセンブリを接合する需要の増加に柔軟に対応する を発表しました。その小さな設置面積とモジュラー設計は ISO-8 クリーンルーム環境での使用に準拠し、一体型のオートメーションコントローラは、設置と生産ロボットとのインターフェイスをシンプルにします。
GLX-1 溶着機の正確なサーボ式駆動制御により、マイクロ流体部品を備えたカテーテルやウェアラブルなどの医療市場向けの小型部品用途や、電子機器、自動車、家電製品市場向けのセンサの溶着において、3 次元形状を持つ部品の設計と溶着の自由度が高まります。この新しい溶着機は、複雑な 3D 形状を持つプラスチック部品にも適用することができ、内部に重要部品が組み込まれた部品に対しても熱や振動による製品ダメージを与えずに溶着することができます。レーザー溶着はバリやキズなしで溶着が完了するため、溶着後も綺麗な製品外観を維持します。
製品リサイクルに対するデバイスメーカーの関心の高まりをサポートするために、GLX-1 は一般的な医療機器やウェアラブルに使用されているプラスチックを安全かつ非破壊的に「反溶着」することもできます(=リサイクル対象のプラスチック製品の溶着部にレーザー照射することで溶融・分解する)。この分解機能により、サステナビリティの取り組みを強化し、廃棄物を削減しながら貴重な内部コンポーネントの再生と再利用が可能になります。
「より小型でより複雑な高品質のプラスチック部品に対する需要が高まっており、多くの場合、さまざまな重要な市場でセンシティブな電子部品が溶着前に組み込まれています」と、エマソンでグローバルプロダクトマネージャを務める Emma Wood は述べます。「非常にコンパクトな筐体でパワフルかつクリーンな溶着と高度なコネクティビティを提供する新しい GLX-1 レーザー溶着機により、メーカーは最高品質の製品を設計し効率的に製造することができます」
GLX-1 溶着機は、エマソンの一括照射(STTlr®)レーザー溶着技術を使用しており、他のプラスチック溶着工法よりも優れた生産効率、溶着強度、美しい製品外観を実現します。GLX-1 は、Branson の高出力レーザーバンクを使用して溶着を実現し、この高出力レーザーバンクは、1 バンクあたり最大 250 ワットまでの出力レベルを設定できます。
高度なサーボ駆動アクチュエータは、正密かつ再現性の高いクローズドループ加圧制御を提供します。オプションでエアシリンダーによる空圧制御も利用できます。結果として、高速なサイクルタイムを実現し、さまざまな用途で大量かつ高品質な生産が可能になります。RFID 機能で溶着プリセットとマッチした治具を認識・照合することで、効率的で正確な治具交換が保証されます。
また、GLX-1 は溶着データの収集、転送およびセキュリティ機能により、お客様の内部ネットワークを介した溶着データの転送を簡素化し、優れたコネクティビティとセキュリティを提供します。マシン操作およびセキュリティ機能は、直感的で使いやすい 12 インチタッチスクリーン HMI からアクセスできます。この HMI は、可動式アームに取り付けられており、見やすい角度で簡単に確認できます。
溶着機は、99 レベルのカスタマイズ可能なパスワード保護により、セキュリティの最大化が実現します。また、工場ネットワークと簡単に接続して、インダストリアルIoT(IIoT)や通信要件を満たすことができ、データゲートウェイインターフェイス(DIG)とフィールドバスインターフェイスゲートウェイの互換性、USB ポート、および OPC-UA インターフェイスを提供します。
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