エマソンの新型 Rosemount™ CT4400 ハイブリッド QCL/TDL 連続ガス分析計は、NOx 測定と CEMS アプリケーションのコストを削減します。高解像度画像
高い精度のRosemount™ CT4400 連続ガス分析計は、消耗品が不要でメンテナンスを最小限に抑え、高価な従来型の計測システムの後継機となります。
米国ミネソタ州シャコピー (2019年3月18日) – 産業用アプリケーションの排出量モニタリングと窒素酸化物(NOx)測定に対する法令順守の要求が高まる中、製造業のお客様にとって、高価な消耗品や老朽化した従来型システムの複雑なサンプル処理からより優れたものに移行するには、今が絶好のチャンスです。 エマソンの新しいガス分析計 Rosemount™ CT4400 は、世界初の特定用途の量子カスケードレーザ (QCL) および波長可変ダイオードレーザ (TDL) 分析計です。一酸化窒素 (NO)、二酸化窒素 (NO2)、二酸化硫黄 (SO2)、一酸化炭素 (CO)、二酸化炭素 (CO2)、および酸素 (O2) などの標準成分を測定する環境モニタリング用途において、プラントの所有コストの削減と排出量の正確な報告を支援します。
Rosemount CT4400 分析計は、大気圧で使用する常温および乾燥ガスアプリケーションに最適化されています。高感度、高精度、優れた安定性、および低ドリフト性能というQCL/TDL 技術の利点を提供し、既存のインフラへ迅速かつ容易に統合できます。
「当社のお客様は、高い費用をかけ続けることや、NOxコンバータやオゾン発生器を必要とする頻繁な校正や複雑なサンプル調整を必要とせずに、排出量を測定するより良い方法を探しています。」と、エマソンオートメーションソリューションズ、Rosemount 量子カスケードレーザ分析計ビジネスのマネージングディレクターの Paul Miller 氏は述べます。「Rosemount CT4400 連続ガス分析計は、既存のシステムに接続して実行できる構成で、従来より低コストで、厳しい要求にも対応することができます。ほとんどのお客様において使い慣れたものに比べてシステムの複雑さが軽減されたことで、必要な作業時間が大幅に短縮され、信頼性と分析装置の有用性が高まります。」
このシステムは最大4つのレーザーモジュールを内蔵できるため、最大7つの特定用途向けガス成分を同時に測定でき、連続放出監視システム(CEMS)アプリケーションに高い柔軟性を提供します。1台の分析計で同時に多成分の分析ができるため、複数の分析計を設置する必要がなく、経費節減に貢献します。
Rosemount CT4400 のもっとも特徴的なところは、近赤外と中赤外の両方の波長域のガス分子を検出するエマソンの量子カスケードレーザ技術です。特許のレーザチャープ技術を採用しており、サンプル中の他のガス成分の相互干渉の影響を受けずに個々のガスを検出でき、サブ ppm の濃度まで非常に正確かつ安定した測定が可能です。厳しさを増す規制要件も、高い性能で確実に満たすことができます。一方、リアルタイムのレポート作成により、プロセスのパフォーマンスに関する重要な洞察が得られます。
Rosemount CT4400 連続ガス分析計は、低価格で性能を向上させる特定用途向けの設計により、信頼性の高いガス検知と監視を保証し、規制違反による罰金や、予期せぬシャットダウンを回避できるようにします。
Rosemount CT4400連続ガス分析計に関する詳細な情報は、 www.Emerson.com/RosemountCT4400 をご覧ください。