業界初の伝送器型ガスクロマトグラフ、1台の分析計で硫黄と天然ガスの両方のエネルギーを測定

エマソンの Rosemount 700XA ガスクロマトグラフは、天然ガスアプリケーションのコストを最大 50％、設置面積を最大 40％ 削減します

​ミネソタ州シャコピー(2020年9月8日) – エマソンは本日、Rosemount™ 700XA (GC) を発表しました。この機器は、1台で硫黄化合物および天然ガスのエネルギー含有量の測定を提供する業界初の分析ソリューションで、パイプラインの分配、液化天然ガス（LNG）の処理、高純度の天然ガス液（NGL）、および国際的な LNG 商取引のガス品質と発熱量の要件を満たすための費用対効果の高いアプローチを提供します。また、コンパクトな1台の伝送器型 GC を使用して、パイプライン、処理施設、分配システム、および作業員を保護する操業および安全基準も満たしています。

前世代のガスクロマトグラフでは、硫黄測定と発熱量分析用に個別の分析計を購入する必要がありましたが、新しい Rosemount 700XA ガスクロマトグラフにはマイクロ炎光度検出器（FPD）が装備されており、初期の機器コストを最大 50％、設置面積要件を最大 40％ 削減できます。

Rosemount 700XA の現場取り付け可能な伝送器型の構成は、タップに近い位置での取り付けを可能にし、サンプルラインを減らし、より速い応答を実現するため、はるかに柔軟なガスクロマトグラフになります。さらに、700XA はクラス 1、ディビジョン 1、防爆型、ATEX/IECEX 適合の分析計であり、パージのための機器の空気要件や追加の保護の必要性を排除します。これにより、分析計の安全性プロファイルが強化され、コストのかかるインフラストラクチャなしで、スペースが限られた厳しい環境に適合できるようになり、設置と運用の大幅な節約が実現します。

「硫化水素（H2S）やその他のメルカプタンを測定して、天然ガス純度アプリケーションの品質仕様を満たし、パイプラインを腐食から保護し、契約上の合意を満たすことが重要です。「制御されていない変動は、サプライヤや処理プラントに多大な影響を与え、シャットダウンなどの問題が発生する可能性があります。と、エマソンのオートメーションソリューションビジネスで Rosemount ガスクロマトグラフの製品管理ディレクターを務める Asad Tahir 氏は述べます。「機械システムと短寿命センサを備えた酢酸鉛テープに依存する従来の H2S 分析装置を使用するには、多大な保全の手間と費用、および鉛の適切な取り扱いが必要でした。さらに、硫黄を測定し、発熱量分析を個別に提供するために 2 つの独立型分析計が必要なのは、オペレータにとって無駄な戦略です。そのため、エマソンはお客様に必要なもの、つまり両方を測定する一台のコンパクトで費用対効果の高いソリューションを提供しています。」

Rosemount 700XA GCは、硫化水素およびエネルギー含有量測定の実用的なソリューションであるだけでなく、二相ガスフローストリームにおける正確なエネルギー含有量報告のための炭化水素露点計算を提供することができるだけでなく、微量レベルまでの総硫黄化合物の主形成および定量化を行うことができます。そのため、オペレータは特定のアプリケーションで最大 4 つの分析計を 1 台のガスクロマトグラフに置き換えることができ、分析計の範囲が簡素化され、全体的なコストとフットプリントが削減されます。

詳細については、を参照いただくか、日本エマソンのローズマウント製品担当者にお問い合わせください。